ひみつのルームメイト
「疲れたぁぁぁぁー……」
寮の部屋にたどり着いてすぐ、ベッドにダイブする。
「体力自慢のアズが。どうしたの?」
「精神的に、だよ。もう……」
二人でいるとき、洸が男だったり女だったりするのは気分なのだろうか。
それとも、たまに素で女?
そんなこと考えるのも、もう無理。
あー……なんて呻きながら、あたしはベッドに沈み込んだ。
解散した後、すぐに女の子たちに囲まれた。
どうやって倒したんですか、外部入学って難しいんですか、なんて質問攻め。