女好き先生とヒミツの補習授業❤
「あ」
「あ……理子ちゃん」
「…どうも」
一宮先生に一礼し、私はいつもと同様すり抜ける。
「待って!」
前みたいに腕を引かれ振り向かされる。
しかし今日は違った。
そのまま壁に勢いよく叩きつけられた。
背中に触れる冷たい壁。
「…ッ、なんですか」
「恵一と何話してたの?」
「関係ないじゃないですか」
「そうだけどさ……授業までサボって何してたの??」
先生の目に光はなく私だけを視界にとらえている。
なんだか背筋がゾッとした。
いつもの先生じゃない…っ