女好き先生とヒミツの補習授業❤


「あ、理子~!席取っておいたよぉ!」
「あ…奈央可」
「えへへ★今日は理子より早かったでしょう?」
「うん、珍しいね」
「でしょでしょー!?今日から奈央可、頑張っちゃうんだから!」
「そう、じゃあ居眠りしないようにしないとね」


この予備校で知り合った隣町の高校に通う真木奈央可。
この子は、勉強に熱心なのはいいけど長続きしない派。
ここ最近も授業に二時間は遅刻していた。


「今日は冬真先生の授業があるし~❤奈央可がんばっちゃおーっと!」
「お目当てはそれなんだね」
「理子は嬉しくないの?」
「全然、全く。寧ろ、きゃーきゃー五月蠅くって授業どころじゃなくなるじゃん?だからあの先生の授業は苦手。」
「へぇー、じゃあやっぱ理子は恵一先生派なの??」
「私はどの先生が好みとか考えたことないよ」


鞄から数学の教科書を取り出し、机に並べる。
おっと、筆箱を取り忘れる所だった。



それから、15分間奈央可の一宮先生ラブな話しを聞かされた。




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