歪み

02

高1の5月。
あたしは図書室で蹲ってた。
いじめとかそういうんじゃなくて
出られないのだ。


本棚を1枚隔てた先にはきっと
カップルがいるのだろう。
始まってしまう前に消えたい。
どうしてこうタイミングが悪いんだろう。


ふと見上げた視界に憎らしいほど爽やかな空。
馬鹿なあたしは窓に近付いて窓枠を掴む。
…幸い、図書室は一階だ。
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