記憶を失くしたわがまま彼♡




それから、私は尚人くんと2人でお弁当を食べていた。



でも、こうして近くでみるとやっぱりかっこいいなぁ…



尚人くんは、サッカーをやっている。


すっごく上手いらしい。



それに加え、ルックスも整っている。
高い鼻に、二重の目。



だから、女子からの人気も半端ないらしい……




「……わ……市川?」




どうやら、じっと見つめすぎたらしい。



はっと我に返ると尚人くんの顔がすごく近くにあった。


ドキッ


「わぁっ!!ごめん!」




咄嗟に謝ってしまった。
絶対に顔が赤い。


すると、尚人くんも顔を真っ赤にさせて、



「わ、悪りぃ!」



と、目を逸らして弁当に食らいついていた。




それからは、なんとなく気まずくて、会話もないまま、昼休みが終わってしまった。




どうしよう……せっかく、昼一緒に食べてくれたのに……





でも、さっきのドキッって何かな?




もしかして私……



何かの病気??





だったらどうしよう……




病院行ったほうがいいのかな?





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