何度でも君に恋を 【完結】



病室のドアを開ける音がして、あたしはドアの方を向いた。

そこにはあたしの顔を見て驚いているお母さんがいた。

「お母さん何驚いてるの?」

あたしは笑いながら言った。

「み、美桜!!目を覚ましたのね!!」

お母さんは涙を流しながら、あたしに抱きついた。

「よかったー!!美桜、本当によかった!!」

「もー!!お母さん大袈裟すぎる!!」

「大袈裟じゃないの、まったく!!お母さんは美桜が目を覚まさなかったらどうしようかと思ってたのよ!!!!」

「はぁーい、心配かけて本当にごめんね。」

「ううん。いいのよ、美桜が目を覚ましてくれたから。」


お母さん、本当に心配かけてごめんね。


お母さんは、

「ちょっと、お父さんと楓磨に電話してくるわね!!」

「楓磨、学校は?」

「今は春休みなのよ!!美桜と同じ高校に合格したわよ!!」

「合格したんだ!!よかったぁ!!」


楓磨とお父さんに早く会いたいな。


華愛と颯斗と花音は元気かな?

3人にも、早く会いたい。



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