My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ
「ならば、二度と剣など持てぬようにしてやる」
俺を見下ろす、美しい顔
微かに瞳を歪めて、吐き捨てる様に静かに言った彼女の言葉
はらはらと、その金と銀の髪が小さな顔を覆う
その隙間から見える瞳は、変わらず輝いているというのに
その口から零れた言葉は酷く冷たい
俺の上に馬乗りになって
その喉元に剣を突きたてる彼女
その言葉通り、俺を殺そうと思えば
殺せる
――いや
本気か。