My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ
「待っていたぞ」
まるで子供の様に微笑んで、そう言う彼女
そして足が地面に張り付いた俺に、ゆっくりと近寄ってくる
その途端、甘い花の香りが胸いっぱいに広がった
まるで俺を誘惑する蜜の香り
その香りに、眩暈がしそうなのを必死に耐えた
「あぁ」
側に寄ってきた彼女に触れたい欲求を抑えるために、ぎゅっと手に力を入れて微笑む
「行こう」
そう言った俺に、ソフィアは頷いた
大きく