My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ
艶のある茶色の長い髪を風に遊ばせ
銀の男と同じ、羽の様に軽い白の衣を身に着けている
よく見ると、その衣の裾には
美しい銀の糸で刺繍がしてある
見た事もないほど、繊細な刺繍だ
そして床につくほど長い、その衣をひきづり
俺に一度深く微笑む女性
その容姿もさることながら、彼女を纏う雰囲気が柔らかく、気高さに満ちている
聞いていた通りだ
この国のモノすべてが美しい
この景色も
この空気も
人さえも―――