夏のカケラ
僕のミットがパーン!と言う乾いた音を立てた。


凄い!


全然違う!


僕らは楽しく成って、黙々とキャッチボールを続けた。


この現象はバッティングでも同じだ。

振りが鋭く成ったのだ。

打球の伸びも違う。

アキラは8本も柵越えをして自分で驚いていた。

僕も3本も越えて行く。

びっくりだ。


僕らは楽しくて、日が暮れても練習を辞めない。

最後は監督がいい加減にしろ、と言われてやっと終わった。



僕らは益々、野球の虜に成っていった・・・




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