瑠璃一味のお戯れな学園生活

シルヴィ強運発動

ゴールデンウイーク三日目。

「幾ら天神学園貸切とはいえ、たまには外出もしないとね」

野菊、めのう、シルヴィの三人は、学園に程近い天神商店街に来ていた。

比較的都会の天神地区だが、少し歩くとこんな昔ながらの八百屋や魚屋、精肉店が軒を連ねる昭和の香り漂う街並みが残っている。

「ここのメンチカツが美味しいんだよ♪」

野菊が精肉店でメンチカツを三つ購入する。

「ほら、揚げたてだから熱いよシルヴィちん、気を付けて」

「んだ、ありがとない♪」

野菊から手渡された、小さな紙袋に入ったメンチカツを頬張るシルヴィ。

「んまいっ!サクサクしてて美味しいだっ!」

シルヴィの瞳が100万ボルトの輝きを放つ。

今日のお昼ご飯のおかずに、野菊達が人数分購入したのは言うまでもない。

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