瑠璃一味のお戯れな学園生活

冒険者

「よし、行くぞ」

シンがアストレイアを抜剣して、バラウールの潜っていった地面の大穴の前に立つ。

「ここを辿っていけば、あのバラウールとかいうドラゴンの後を追える」

「そうだな。追うならば早い方がいい」

シンの隣に立つ瑠璃。

「待てよ、俺も行く」

霸龍闘が更に隣に立った。

「野菊が連れ去られたのは俺の責任だ。命懸けで助け出す」

その言葉に。

「違うよ…」

リィが声をかけた。

「命なんて懸けちゃダメ…」

「リィ…?」

振り返るシンと霸龍闘に。

「…みんな無事で帰って来るの…」

リィは静かに呟いた。

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