瑠璃一味のお戯れな学園生活

天空険道の『頂』

天空険道頂上付近、その避難小屋。

「うぅ…寒っ…」

野菊は昼前になって、ようやく目を覚ます。

昨夜は備蓄してあった食糧をたらふく食べ、暖炉をガンガン燃やしてヌクヌクにして就寝した。

遭難している身である。

が、ぶっちゃけてしまおう。

「避難小屋最高っ!」

グッ!とかサムズアップする野菊。

「ご飯美味しいし部屋の中あったかいし、この小屋も何だかログハウス風で素敵だし、ん~、避難小屋素晴らしいねぇ、いっそ別荘として欲しいくらいだよぉ」

瑠璃一味の仲間が命懸けで救助に向かってるっていうのに、コイツだきゃあ…。

< 1,251 / 2,622 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop