瑠璃一味のお戯れな学園生活

精霊様でも草津の湯でも恋の病は治せない

ある日の放課後。

グリフィノー兄妹は授業を終えて下校しようとしていた。

早川兄妹は腹出し爆睡部、夕城三兄妹と龍之介は夕城道場。

グリフィノー兄妹も、学校が終われば修行だ。

「いいよなぁ、瑠璃や霸龍闘達は学園内でも師匠である両親に稽古つけてもらえるもんな」

その辺りが、シンは少し羨ましいようだ。

「リィもそう思わね?」

「…その代わり私達には…拓斗さんがいる…あのスペシャルバカと互角の戦いをしたにゃんにゃん先生のお弟子さん…師としてはこの上ない…」

流石に毎日のようにとはいかないが、たまに拓斗に教えを乞う時は、二人とも飛躍的に腕を上げている。

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