瑠璃一味のお戯れな学園生活
おバカな会話は置いといて。

「ちょっと私、シルフィア先生にお願いがあってさあ」

野菊はモジモジしながら上目遣い。

美少女がこういう表情すると、シルフィア先生的にはご飯三杯はイケます。

とりあえず目の保養に写真パシャリ。

「で、どういう用件かしら?」

「うん、家庭科のシルフィア先生の腕を見込んで、私に衣裳作ってほしいんだぁ」

嘗て天神学園に存在したコスプレ部で、シルフィアは数々の衣装を制作して天神生徒の度肝を抜いてきた。

ハレンチ四天王の一角として名を轟かせたシルフィアだが、実は家庭科教師としての実力も高く、彼女の製作する衣装はコスプレの域を超え、最早ファッションデザイナーと見紛うほどの高度な技術を有しているのだ。

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