瑠璃一味のお戯れな学園生活
蒸し暑い、纏わりつくような、かったるい暑さの夜。

昼間の狂ったような日差しの照り付けが、まだ地面に残っているみてぇな夜だった。

俺は草履を引っ掛けて歩く。

べたつくみてぇな空気だが、俺はこんな夜は嫌いじゃねぇ。

夜気がいつもにも増して涼しく感じられるし、夜風もこれまた気持ちいい。

昼間の太陽のギラギラ具合と打って変わって、夜は静かで落ち着く。

散歩にゃ持って来いだった。

< 1,562 / 2,622 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop