瑠璃一味のお戯れな学園生活
白い桟橋を渡るうちに。

「お、来た来た!」

「待ち兼ねたよ、拓斗」

「拓ちゃんお菓子食べる?お菓子!」

鷹雅が声を上げ、和音と花音がバイオリンで歓迎の曲を弾き、遊里はいつものノリでお菓子を勧める。

「橘…いや、拓ちゃん!」

既に出来上がっているのは龍娘。

「遂に!遂に拓ちゃんが男になったのだな!おめでとう!私も師として嬉しいぞ!」

タタタと駆け寄り、熱い抱擁をしようとして。

「……」

ペインがヒョイと拓斗を引き寄せて阻止する。

「……拓ちゃんっ」

もう一度抱擁しようとするも。

「……」

またも阻止するペイン。

「おのれキャンペーン貴様…」

「私の旦那様ですから…もう簡単にハグはさせませんよ、龍娘先生」

睨み合う両者。

「ま、まぁまぁ…老師もペインさんも…」

拓ちゃん苦笑い。

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