瑠璃一味のお戯れな学園生活
このバーベキューの為に、わざわざ一旦下山して肉類を購入してきたらしい。

野菊が手間をかけた甲斐もあって、瑠璃一味には大好評。

あれ程あった肉が、見る見るうちになくなっていく。

残るは最後の串のみ。

その串に。

「「!」」

シンと龍之介が同時に手を伸ばす。

「「……」」

睨み合う二人。

「ほれは、ほれほら(これは、俺のだ)」

ギロリと睨む龍之介。

滑舌悪いのは、口いっぱいに含んでいる為。

「何言ってやがる、お前はたらふく食っただろ」

そう言うシン、その両手に持ってるバーベキューの串は何だ。

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