瑠璃一味のお戯れな学園生活

祭りだワチョーイッ

「こんにちはぁ」

夕城邸の引き戸が開けられ、顔を覗かせたのは金髪碧眼、水に浮く脂肪。

天神学園中等部英語教師、神楽 七星。

人呼んで『けしからん娘』『早川 鬼龍の前世』。

「死んでませんっ!」

夕城家居候一号の鈴木さんとはステディな仲であり、今ではもう家族同然の付き合いになりつつある。

ま、夕城流当主は断じて認めてはいないらしいが。

そんな神楽先生、今日は西瓜なぞ買って、皆で食そうと遊びにやって来た。

やはり夏のデザートは西瓜だろうと考える七星。

金髪碧眼なのに、ワノココロHAHAHA!な人である。

そんな彼女の声を聞きつけて。

「あ、七星さん」

奥方こと夕城 こはくが玄関までやって来る。

「いい所に来てくれました」

「?」

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