瑠璃一味のお戯れな学園生活
「な、何だよ、お前らもう夏休みの宿題終わったのか?」

シンが仲間達に訊く。

「もうも何も、宿題など毎日少しずつやるものだろう。終わって当然」

流石瑠璃一味首魁、瑠璃はキッチリ片付けているらしい。

「僕は夏休み前半のうちに纏めてやっちゃったよ。後半忙しなくやるのは嫌いだから」

孔雀が余裕の表情でアイスレモンティーを飲む。

「さ、咲花とシルヴィはっ?お前ら残ってんだろ?宿題!」

何とか同胞を探そうと龍之介が言うが。

「えにっきも書き取り帳も終わった!おれ、やれば出来る子!」

YDKシルヴィは、本当にやれば出来る子でした。

「『8月31日、臥龍は夏休みの宿題を最後までたくさん溜めて悶絶していました。喧嘩は強いけど計画性はないようです』…っと。はい、私も最後の宿題の観察日記終わりました」

咲花がパタンとノートを閉じる。

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