瑠璃一味のお戯れな学園生活

休む間もなく行楽の秋!

タイマントーナメント開催と聞いて、瑠璃一味は仕上げに余念がない。

最近、生傷が絶えないのが夕城三兄妹プラスSSBだ。

瑠璃は肩口に、孔雀は両手に包帯。

めのうなんて、何だか目に見えて痩せてきている。

「めのうちゃん大丈夫アルか?食欲の秋なのに…」

登校中、心底心配そうな鬼龍。

無論四人とも、稽古で怪我をしているのは分かっているのだが、オーバーワークで体調を崩したとあっては…。

ライバルが一人減ったと喜ぶような志の低い者は、瑠璃一味にはいない。

「あ、大丈夫大丈夫、わざと減量してるだけだから。でも…」

めのうは自らの胸に手を当てる。

「ここは落ちないんだよねぇ…私太っちゃったのかなぁ…」

それは太ったんじゃなくて、グラマーになったっていうんだよ。

野菊の頬がヒクヒクしてるけど。

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