瑠璃一味のお戯れな学園生活
「はい、皆さんいますかぁ?」

小夜が声を上げる。

「それではここから早速倫敦市内を見学して回ります。比較的見学場所が近い位置にあるので徒歩で移動しますが、私と神楽先生にきちんとついて来て下さいねぇ、くれぐれも勝手な行動とらないように」

昔は全ての会話を表情だけでこなす、無口少女の異名をとった小夜が、大きな声で教え子達に説明するようになりました。

いやぁ、感慨深いですねぇ。

と。

「小夜先生」

挙手するモブ生徒。

「はい、質問ですか?」

ニコニコ笑う小夜に。

「早くも瑠璃一味が一人としてここにいません」

早くも小夜先生orz。

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