瑠璃一味のお戯れな学園生活
龍之介の居候日記

龍之介の朝は白刃取りから始まる

丹下 龍之介、天神学園中等部2年。

丹下の名字ではあるが、スペシャルバカとは血縁関係のない臥龍の子。

初夏に夕城道場の門下生になったのを切っ掛けに、タイマントーナメント前には夕城邸に下宿開始。

一応、居候四号という事になるだろうか。

夕城家では一番の新参者でありながら、起床は誰よりも遅い。

おまけにイビキ歯軋りが酷く、寝相も悪い。

今朝も掛け布団を蹴飛ばして、大の字になって寝ている所へ。

「!!?」

奥方の黄昏が振り下ろされた。

龍之介の黒髪短髪に、ざっくり一筋のラインが入る。

わお、龍之介君、オッシャレ~。

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