瑠璃一味のお戯れな学園生活

ガンマン同士

翌日。

「いってぇ…」

孔雀に滅多打ちにされた両腕に包帯を巻いて、霸龍闘は登校してきた。

鬼龍は、練気無しで硬気功並みの防御力などと言っていたが。

「んな訳ねぇじゃん、俺の腕は鋼鉄製じゃねぇんだぞ」

包帯の端から見え隠れする紫色の内出血が、孔雀の剣撃の威力を物語っていた。

「霸龍闘は負けず嫌いアルからな。孔雀の前で弱味見せたくないだろうから、ああ言っておいてやったアル」

フンと鼻を鳴らす鬼龍。

「それでもあんだけ峰打ち食らっても、内出血程度で済んでる辺りはスゲェよな」

シンが笑った。

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