瑠璃一味のお戯れな学園生活

騒ぐ紅月の血

「アリスカさん、ありがとーございましたっ!」

アリスカの滞在最終日。

霸龍闘は珍しく礼儀正しく一礼して、アリスカを校門で見送る。

「慌しい指導で碌に教えられなかったけど…」

苦笑いするアリスカに。

「いや、霸龍闘向きのいい技術を教わった。母の私からも礼を言う」

霸龍闘の頭にポンと手を置いて、龍娘も一礼する。

「止して下さいよ龍娘先生、先生が一礼なんて」

かえって恐縮してしまうアリスカ。

「システマの練習してて分からない事があったら、いつでもメール頂戴ね。出来る限りの事は教えてあげるから」

アリスカの言葉に、霸龍闘は大きく頷いた。

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