瑠璃一味のお戯れな学園生活

夕方

その日の授業も全て終わった放課後。

「お」

中等部校舎を出て歩いていた霸龍闘と鬼龍は、夕城の双子の姿を校門で見つける。

「迎えに来たぞ、霸龍闘」

そう言う瑠璃の手には、愛刀。

ほぼ毎日の日課、『決闘』だ。

ニッと笑って手にした鞄を鬼龍に押し付け、スタスタと歩いていく霸龍闘。

「何かあったの…?」

後から校舎を出てきたシンとリィが、両者の只ならぬ雰囲気を感じ取る。

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