瑠璃一味のお戯れな学園生活

餅は餅屋

橘邸。

「リィシンさん、リィファさん」

部屋で寛いでいたシンとリィのもとに、玲音がやってくる。

「さっき東条が探していましたよ。龍娘先生から電話貰ったって」

「にゃんにゃん先生から…?」

リィが眠そうな目をパチクリさせる。

「はい、何でも霸龍闘さんと鬼龍さんがまだ帰ってきてないそうで…こっちに寄っていないかとの事でした」

「いやまぁ…寄ってたけどさ…」

壁に掛けてある時計を見るシン。

二人が橘邸を出たのは、もう一時間以上前の事だ。

ここから中華街にある二人の自宅までは、そんなに遠くはない。

「玲音、シルヴィのお守り頼むわ」

立ち上がるシンに。

「私も行く…」

リィも続いた。

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