瑠璃一味のお戯れな学園生活

お手伝い致します

夕城道場の扉をガラリと開ける。

「瑠璃~」

その扉から、鬼龍はヒョコッと顔を覗かせた。

…道場の中には、瑠璃が一人きり。

上半身裸になり、その鍛え上げられた逞しい体を露わにしている。

ゴールデンウイークとはいえ、気温は20度半ばに達している。

ましてや斬鉄の稽古の為に極意を外部に漏洩させないよう、道場を閉め切っていたのだ。

さぞかし暑いだろう。

愛刀・柊を握りしめたまま。

「何だ鬼龍」

汗だくのまま、瑠璃は鬼龍を見た。

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