通学恋愛
扉が開いた。




「きゃー、俊太、こわーいっ」





心臓が跳ねた。


暗い周りが、さらに暗くなってくる。


今までのドキドキが、違うドキドキに変わった。



この、甘えるような声。


忘れもしない声。
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