通学恋愛
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翌日



「佐久間が、カゼぇ!?」


カレーうどんを食べていたあずさがむせる。


「うん…みたい(笑)」


冷やし中華を食べていたあたしは苦笑。


「渚にいいとこ見せようとして、からぶったのね」


ラーメンを食べていたレイちゃんが冷たく言い放った。


「ほんと、バカみたい!」


「でも、あのバカの佐久間が学校来れないぐらいの熱って、どんくらいなの?」


「たしか、8度はあるって言ってたかなぁ」


今朝、駿太からかかってきた電話を思い出す。
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