通学恋愛
「『今日、渚をお見舞いに行かせるつもりだから、ちゃんと寝ときなさいよ』って…ゴホッ」



あぁ……あのふたり……。


嬉しいような、嬉しくないような…。


頭を抱えていると、駿太は更に、


「でも、ケホッ…せきとかが出たり、声がガラガラなのはマジだから!」


「もー、分かったよ…」


うなだれるしかないよ…。


「怒った?」


「当たり前じゃん」
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