通学恋愛



え………!?



「やり直したい、って……」


「もう一度、つき合えない…かってこと」


「なんで、そんな…」


頭がついてかない…。


だって、あたしには駿太がいるし!


てか、シュンくんには、生徒会長が…。


「別れて、渚が駿太とつき合ったのを見てから…気づいたんだ」


シュンくんの顔は、真剣そのものだった。


「渚をこんな笑顔にできるのは、駿太だけだなって。

でも、笑顔の渚を見てたら…。やっぱり、どんどん惹かれていく自分がいたんだ」


「シュンく…ん……」


そんなこと思ってたなんて、知らなかった。


予想外な出来事なのに、心がほぐれていく。
< 235 / 370 >

この作品をシェア

pagetop