通学恋愛
今度は、胸が熱くなった。


でも、ダメ。


あたしには、駿太がいるから。


それに。


「シュンくんにだって…。生徒会長がいるでしょ?」


それを聞いたシュンくんは、ハッとした顔になる。


そして、うつむき加減につぶやいた。


「美咲は……。生徒会長は、その…


…身体だけの関係なんだ」


「か、身体!?」


思わず大声で叫んじゃった。


シュンくんは素早く指を立てて、会議室に視線を移した。


え、もしかして…。

生徒会長、会議室に今いるの!?
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