通学恋愛
あたしとシュンくんの間に割って入って、その人はハァハァ言っている。


かなり全速力だったんだね…(汗)




「なーに渚たぶらかそうとしてんだコラ!?」



大好きな大好きなその声。


今度こそ、あたしは泣いた。


あたしを自分の胸に力強く抱きしめた人物は、




むせた(´д`)


最初に口を開いたのは、ぼう然としたシュンくんだった。


「駿太、なんでお前っ……!?」


あたしは、そっと駿太を見上げた。


汗びっしょりの駿太は、必死な顔。


その姿に、あたしはすっかり復活。
< 249 / 370 >

この作品をシェア

pagetop