通学恋愛
「平井、お前補習ほったらかした上に、帰る気かー!!」


校舎の窓から全力で声をあげていたのは、先生だった。


先生の左右には、ニヤニヤしたレイちゃんとあずさも立っている。


「あれ、どーゆーことだよ渚!?」


「し、しまった……」


「え?」


「あたし、補習サボってたんだった……」
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