通学恋愛
真っ暗で、ちょっと危なかったけど、後ろを振り返る。


渚の首には、暗さに負けないキラキラのネックレスが、まだついていた。



寒いクセに、マフラーもしないでつけとくんだとさ。



風邪ひいてほしくないんだけどな。




「なに?渚」



「さっき、ゲーセンで言ってくれたじゃん…?」



「うん」



かわいいの話を蒸し返して、オレのプライドをズタズタにしようとしてんのか??
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