男になりたい女と女嫌いな男
「お前、俺が年上って知ってたのかああああぁぁぁぁ!!!!!」
絶叫する俺。
素直にうなずく須藤。
なんやコイツ…
普通のヤツやないな…
ちょっと怖ぇよ。
「その制服、緑花高校っすよね。
つか、名前言って、早く俺の問いに答えて。振ったの振られたの?」
はぁ…
もう、抗わんとこ。
「緑花高校1年の築山理央だよ。さっきは振ったの。これで満足か?」
そう言い切ると須藤は目を丸くした。