男になりたい女と女嫌いな男
。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。
理央side
家でココアを飲みながら勉強をしていた俺は、ふぅっと息をついた。
純をこの家に連れてきたときから1ヶ月ちょっと経っただろうか。
あの後純は見事いじめっ子を成敗・・・というと侍みたいだけど
俺の乏しい頭ではそれしか思い浮かばねぇ。
とにかくいじめが終わってよかった。
純がまた毎日、笑顔で過ごせるようになってよかった。
・・・もう今は冬休みなんだけどな。
時計をちらっと見る。そろそろ来る頃かな。
最後の一口を飲み干すと、ピンポーンとチャイムが鳴った。