男になりたい女と女嫌いな男


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理央side



家でココアを飲みながら勉強をしていた俺は、ふぅっと息をついた。


純をこの家に連れてきたときから1ヶ月ちょっと経っただろうか。


あの後純は見事いじめっ子を成敗・・・というと侍みたいだけど
俺の乏しい頭ではそれしか思い浮かばねぇ。


とにかくいじめが終わってよかった。
純がまた毎日、笑顔で過ごせるようになってよかった。

・・・もう今は冬休みなんだけどな。




時計をちらっと見る。そろそろ来る頃かな。


最後の一口を飲み干すと、ピンポーンとチャイムが鳴った。



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