【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
私の携帯をポケットから出し、電話をかける。
今日、勇気を出すんだ。
「もしもし?」
『雪乃?久しぶりね。どうしたの?』
久しぶりに聞くお母さんの声。
震えそうになる声を必死に堪え、話す。
「お義父さんは……?」
『……仕事に行ってるわ』
仕事か。やっぱりまだ一緒にいるんだよね。
『雪乃、お母さんね、知ってるわよ』
ドクンッ
血の気が引いた。
もしかして、あの事を?