【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】





「雪乃ちゃん?」



きっと、私が返事をしないから。そんなの、わかってるの。



「いや……っ」



わざとじゃないっていうのもわかってる。



でも無理なの。



触れるのは、絋君だけなの。



………………。



なんで……?絋君だけ?え?待ってよ。



それってやっぱり、私が……。



違う、違うよ。だって、男の子はもういやになったはず。



あの時、もう、捨てたはず。



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