【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】




「ゃめ、て……」



「雪乃ちゃんっ」



怖い、怖い!



大声も上げらず、ただただ涙が溢れてくる。



体は小刻みに震え、力が入らない。



胸に顔を埋め、興奮した様子の男の子。



胸から首筋へと、だんだん上に上がってくる唇。



「いや……!」



やっとの思いで大声が出たのは、男の子の手が太ももを触れたとき。



嫌だよ、嫌だ。気持ち悪い。



誰か、助けて……!



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