-RAINY BOY1-

『こんな時間に、どうしたんだ?…というより、なぜ俺の名前を知っている?』




俺が聞くと、





『あなたの名前は、この国では有名ですから。』




女の子は言う。





『俺は、別に有名になりたいわけじゃない。ただ勝手に皆が、俺を王子と呼ぶだけだ。それより、君の名前は何というんだ?』




そう俺が聞くと、





『あたしは、絢芽と言います。これでも一応は、姫なんですけどねぇ(笑)あたしも勝手に皆が、姫と言うだけのことです。』




そう言って、絢芽姫は笑った。





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