先輩
入学
春、、、「新たな出会い」を期待するまでもないくらい希望に満ち溢れた季節


      
そんな中私はあの人に出会ってしまった・・・そう運命の人に





「もぉー何してんの行くよ?」
「あっ待って待ってぇー」
慌てて駆け出す一年生たち
「あぁもうそんな季節かぁー」
なんておばあさんじみた考えをしてるのは私、神風 春
「はる!予鈴なっちゃうよぉー」
「ぅー・・・・」
キーンコーンカーンコーン
「あっ鳴っちゃった・・はる急げ!」
「がんばります・・・」
ちなみに高度の低血圧
毎朝しんどいんだけど今日は朝練のために早起きしたから余計に・・・
友達の呼び声も聞こえなくフラフラしてきて
(あぁー・・倒れそ~)
なんて思ったころにはバタンキュー







「・・・ここどこ?っまいっかあと五分・・・じゃない!
えっと?確か、低血圧で倒れてぇー・・・・王子様が運んでくれた?」
「最後夢はいってますよ夢」
後ろから声がして振り向いたら・・・・本当に王子様がいた。
「おっ王子様!?」
(あっしまった!)というときにはもう遅かった
「ぷっ!大丈夫ですか?俺が王子様に見えるなんて重症ですよ?」
「あっごめんなさい!その・・・えっと・・」
「大事にしてくださいね?それじゃあ、僕はこれで・・・」
失礼しました、と保健室を出て行く
「・・・・\\\\\」
えっ?
今の何?
展開早すぎない?
えぇーとちょっと
私・・・私・・・恋しちゃった・・?
「あっ名前聞くの忘れてた・・・ってか何これ、どんだけべタな少女漫画・・」


「おはよぉーみなぁー」
「おはよ、はる!大丈夫だった?」
この子は神崎 南、私の大親友なんだ
「うん!それがね!聞いて!」
「どした?」
「それがね、実は私・・・・・・恋しちゃったかも」

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