砂漠の夜の幻想奇談


「あなたを、思うたび

我が心は

砕かれて、揺られて

千々とはなりぬ」


行き場のない恋心は貴女を想って苦しむ。


「心の渇きを、癒す君よ

その輝く眼(マナコ)に

私を映してくれ

愛しさ募る

永久(トワ)に、切なくて」


貴女こそ全て。

永遠に満たされぬ心よ。


「もしも千の夜があなたを

隠そうとも

この心は、永遠に

あなたに捧ぐ

夜明けを待ち続け」


貴女との出会いは奇跡。

また巡り会える時を待ち続ける。

たとえそれが、千年後であろうとも。



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