恋に気づくとき
タイトル未編集

やばっ!
教室に携帯忘れた!


私はごくごく普通の
中学2年生です。
今は教室に携帯を忘れて
猛ダッシュ中。

真夏の放課後にってなんで
こんなに暑いんだよー!

はぁ。やになっちゃう、



あれ?教室、電気ついてる。

誰かも忘れ物かな…?


ガラガラッ

えっとわたしの机は
一番後ろ端の席。


…あれっ?!
誰か座って寝てる?!

髪の毛がふわふわで
夏の暑さを忘れさせるくらいに
髪が風でなびいてる。

窓を開けて昼寝でも
してたのかな。

しかも、
私の携帯手で持ってるし!!

どうしよう、
てかなんでこのクラスで
一番かっこいいと
言われてる
小泉蒼太が寝てるの!?


小泉蒼太。

周りの女子が
一目おいている男子。
確かに顔はイケメンだが、
まったくしゃべらない
無口イケメン
というやつだろうか。
みんな見てるだけであんまり
声をかけない。

携帯どうしよう。
引き抜いてもいいかな…?

「んっ…。」

あ!起こしてしまった!


うわー
やっぱり顔が整ってるなあ。

髪の毛が寝癖で
ぐしゃぐしゃ。
かわいい…。見て笑ってたら

「…なに笑ってんの?」

「あ!
いや、そのかっかわいいなーと」
「…てか
俺が寝ててよく不信がらねぇな」
「あ。この席風当たりいいから
寝てたのかなと。」

「…これ携帯忘れてただろ」

「うん!ありがとう」

ガタッ。

急に小泉が立ち上がった。

「おい、」

「はっはい!」

「…いや、このは。
俺に着いてこい」

えっ?!
なにされんの?!
てか!このは?

ええっ?!



「…とゅーわけで。俺はこいつに勉強教えてたから遅れた。」

「なら…まあ仕方ないな。小泉!今から着替えてこいっ!」

「うす」

私はそんなこんなで
駆り出され、
部活のさぼりの理由に
されてしまった。

「おい、このは」

ゴチッ。

「痛っ!なに?!」

「お礼としてほれジュース」

はぁ?!
こんなんでさっきの
代償になるとでも
思ってんの?!

…って言い返したいけど
小泉に殴られるかもしれないからまあ。いいや。

「というわけで、部活行くから
またお前を使うかも。
よろしくな!このは」

「ちょっ!ちょっと待ってよ!」
もうこの場に小泉は
いない。走ってテニスコートに
行ってしまった。
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