青春謳歌




一体、何だ・・・?


首を傾げる俺を見て平井はニヤッと笑って開けてくださいと言ったので開けた。


すると、中には・・・・・・。




「っ!?」




中に入っていたのは花火大会の時に見た陽菜の浴衣姿の写真が入っていた。


恥ずかしそうに顔を赤くした陽菜はあの時と同じで可愛いと思った。


俺がずっと、欲しかった写真だな・・・。



思わず顔がだらしなく緩んでしまう。




「私、いい仕事しましたよね?」

「あぁ・・・・・・これ、俺が貰っていいのか?」

「はい♪」




ニコッと笑う平井に礼を言い、俺は陽菜の写真をポケットにしまった。




「きっと、春原先輩は欲しいかなと思って撮っておきました。」

「あぁ、ありがとうな。」

「本当に春原先輩って陽菜のことが好きですよね~。」




クスクスと笑いながら言う平井にどことなく架李に似ているなと思った。


架李もおせっかいだが、平井もおせっかいみたいだな・・・。



二人も、似たもの同士ということか・・・。




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