ｿﾚﾃﾞﾓ....（new

第７章

あの日から葵と拓の距離は縮まったようだった





反対にｱﾀｼと高井さんは会えない日が続く




仕事なんだから仕方ない





頭では分かってる




でも。。やっぱり会えないのは寂しい。。




【おはよう。今日から映画の舞台挨拶。。　当分会えないけどすねるなよ^^】




【大丈夫ですよぉ^^気をつけて☆★】





寂しいなんて。。。言えない。。






「おはようございます！！」



「おはよう知佳ちゃん」




「お休みどこか行かれましたかぁ？？」




高井さんちに行きましたぁ！！


なんて絶対言えない。。。。




「う〜んフラフラと」




「高井祐介の映画いよいよ公開ですね！」




「見に行くの？？」





「行きたいですッ！

出来れば舞台挨拶で生祐介！！！」





高井マニアって公言してるだけな事はあるな。。





「先輩一緒にいきましょうょ」





・・・あなたとだけは行きたくないよ




「うん。時間合ったらいこう」



そういってその場から離れた



「沙希〜おはよ〜」





「高井さん。舞台挨拶で地方まわってるんだって？」





小声で言われてもﾄﾞｷﾄﾞｷする






「葵、詳しいねぇ。笑」







「拓ちゃんが言ってたぁ」






目がハートだよ。。




うまくいってるんだね





「いつ戻るの？？」




「わかんない。。。。」







「聞いてないの？」






「なんかいい年してｶﾞﾂｶﾞﾂするのどうかな。。。なんて。。。」





「かわいくなぁい！！」





「だね。。」





さっ仕事仕事！！




そんなに高井さんの事ばっかり考えても仕事は終わらない