*大好きだからさようなら*
【空き教室】

ガラッ

虹「……!!」

西條はこっちを向いた

私と目が合うと驚いた顔をした

イライライライラ

虹「なんでここに…」

プチッ

私はキレた

冬「なんで?あんたは自分がした事がわからないの?あんなに初音を傷つけたのに……?」

西條はまだ『分からない』っていう顔をしている

冬「…ざ………よ」

虹「……え?」

冬「ふざけんじゃないわよ!!!!」

冬「あんなに初音を傷つけたのに!!!分からないですって?いい加減にしなさいよ!」

なんだか涙が出てきた

涙は止まらない

逆に溢れ出してきた

私も止まらない

泣きながら言いたいことを言った

冬「初音はあんたが大好きだった…!!あんたが大好きだったから知らない女といちゃついていても我慢した!あんたに嫌われたくなかったから…!全てあんたのためだったのよ!!」

まだ言い足りない

冬「なのに…あんたは裏切った!初音の優しさも!愛情も!あんたは!初音といる資格なんてない……!!!!」

っはぁっはぁ…

全部じゃない

まだまだ言いたいことはある

だけど言ったら

今度はこいつが壊れてしまう
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