航平さんと雨芽ちゃん


「うん。
分かった。
代わりますか??」
「良いわ。
ちゃんと言ったら帰って来るんやろうし。」
航平と通話しつつも、電話を切る前に直接話した方が良いのかと思って聞いてみたけど、お母さんはアッサリと拒否した。


「じゃあ待ってる。」
「あぁ、じゃあな。」
軽く言葉を交わして電話を切った。


「さて、雨芽ちゃん。
お手伝い、してくれる?」
「簡単な事くらいしかできませんけど…何お手伝いします?」
「んふふ」
お母さんは何か企んでる感じで笑いをもらした。


まぁ、危ない事はないだろうと、首を傾げながら聞く事にした。


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