恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~

部員のみんなも気づいてるのに、触らぬ神に祟りなし……なのか、なにも触れてこない。


代わりに腫れ物にでも触るように変に気遣われて。


そんなんだから、部活に出ていても全然面白くなかった。


このままじゃいけないのは分かってるのに、あたしは佑真に話しかけられない。


無視されるのが怖いんだ……





――…


それから数日後。


♪~♪~♪


部屋に置いていた携帯のメールが鳴った。


イライラしながら掴んだケータイに表示された名前を見て、あたしは息をのんだ。


佑真だったから。
< 171 / 486 >

この作品をシェア

pagetop